ケントのブログ(ふわふわ)

技術メモ、アイドル、演劇、美術など分からないなりに

長谷寺観光資料(暫定)

コンセプト

楽しみ方は人それぞれだけど、今回は楽しむ人の一例として僕の仏像の見方をインストールしてもらいます。

ケントの仏像とお寺の楽しみ方

普通を知って、違いを見つけて楽しむ

今回行く場所

仏像鑑賞に関する基本情報

お寺の構成ポイント

  • 仏像:信仰の対象。この地域の人達が願い残してきたもの。特徴がわかりやすい。

  • 建物:仏像とともに残された日本建築。大きいところだと時の為政者の寄進によって珍しい意匠が施されている場合がある。

  • 庭:建物に同じだが、季節によって変化を楽しめる。小さい範囲に大自然を閉じ込めたり様々な遊びが封じ込められたりしている。

仏にはランクがある

上から

仏の姿

  • 多面多臂:顔いっぱい、腕いっぱい。色んな所見てるよ!あらゆる手立てを使うよ!
  • 表情:略
  • 色:略
  • 持物:持ち物。救済のためのあらゆる道具を持っている
  • 印:手の形。手話のように何をするか手で表している。
  • 服装:仏のランクを参照
  • 髪型:螺髪。肉髻。白毫。怒髪。
  • ポーズ(立ち方、座り方)
  • 光背:背負ったオーラ。後光とも。
  • 台座

    Point

    文字が読めなくても仏の救いを感じれるように仏像が作られているので、文字でなく形で示している。

観音菩薩

名前

  • 通称「観音様」。観世音菩薩、観自在菩薩、観音菩薩
  • 「世」の助けの声(「音」)を「観」て救う現世ご利益の仏。

Point

仏とは「悟りを開いた者」という意味で本来は如来をさすが、一般には如来から死んだ人まで仏と呼ぶので広義のそちらを採用。

变化する姿

人々を助けるために33もの姿に变化するのが特徴。 - 聖観音:手も顔も普通の数。ノーマル観音。 - 馬頭観音:超走って駆けつけるよ!怖い顔してるけど - 千手観音:あらゆる手立てで助けるよ!普通は省略して四十二臂 - 十一面観音:360度監視!確実に見つけるよ! - 他:如意輪観音不空羂索観音など

その他の特徴

Point

  • 33の姿に变化するのにちなんだものも多い。京都にある三十三間堂もそう。今後は33に気がついたらなにか関係があると思ったほうがいい!まさかあの背番号も!?
  • ガチで1000手ある観音菩薩があるところも!古いので今では800数十本らしいけど。

長谷寺

十一面観世音菩薩

  • 背が高い。9.18m。木造で日本2位くらいらしい。普通のは五尺(約150cm)、一丈六尺(485cm)

  • 持ち物にも意味がある

    • 錫杖(しゃくじょう)は普通はお地蔵さん(地蔵菩薩)が持つもの。それを持っている観音は珍しい。錫杖を持っている観音なので長谷寺式十一面観音と呼びます。
    • 錫杖はシャクシャクとなる杖。菩薩が来たよと知らせる意味と、歩いてみんなの元へ出向いて救いますよという意味。
  • 小指立ててる

  • Suicaが使える

  • あじさい。紅葉ライトアップ。

  • 縦に立体感のある境内。小さななかにいろんな要素が詰め込まれていて、登りながらも目でも楽しめる。


Point

三位一体での救済活動!
「三位一体」はキリスト教用語であるが、仏がチームで活動するときは3者で活動する。 阿弥陀如来の場合、勢至菩薩観音菩薩と脇を固める。脇侍(わきじ)という。

Point

同じ如来でも脇侍の組み合わせが変わる場合がある。 他の如来の場合は別の組み合わせの菩薩が脇を固める。 複数でまつられるときは3者でまつられるが、2者でまつる場合もあるがそれはレア!

最後に言い訳(そのうち消す)

画像入のスライド資料を作りたかったんだけど、勉強会発表用スライドと観光しながら見る資料スライドとではだいぶ違うので断念。
クローズド(め)な環境(dropbox共有とか)でhtmlで公開、移動中にiOS端末でmarkdownで情報追記とかしたかったんだけど、そういうのがあるのか探しきれなかった。
のでもう自分のブログに暫定的に公開。画像については権利とかあるので画像検索へのリンクでごまかした。あとでモチベーションがあればちゃんとした資料に仕上げたい。

言い訳その2

もしかしたら解釈など厳密なものとは異なることがあるかもしれません。
前提として私の友人に仏像やお寺などの仏教文化に親しんでもらうのを目的としているため、砕けた表現や端折った説明の部分をしていることがあります。
必ず正しいものではないかもしれないことを承知の上で御覧ください。