ケントのブログ(ふわふわ)

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ダークナイトは大人がうなるヒーロー映画

ちょこちょこ誰かのブログやTwitterで好評なのを見ていたので興味が湧いてきたので観てみました。

いっとき一件落着か?と思ったものの、バッドマンの敵であるジョーカーのめくるめく悪行がなんどもなんども状況をひっくり返してきて、集中を切らして視線を外すことをさせてくれません。

ドンパチ映画かと言われればそうなんだけど、そこまで派手でなく質素にドンパチやってて、そんな淡々と行われる凶悪犯罪が絶望を含んだ闇を演出しています。

バッドマンの誕生の時期の3部作のシリーズの2作目らしいです。ダークナイトの敵であるジョーカーはこの後も立ちはだかる宿敵キャラらしいです。そんな前情報を知らずにいきなりこれを見たけど全く問題なかったです。

金には興味のない狂人ジョーカーの目的は人々に絶望を与えること。その方法は狡猾で、囚人のジレンマが取り入れられていたり、哲学的なので子供が楽しむよりは大人が楽しむ映画という印象。マイケル・サンデルさんの正義とはなにかの哲学とかを思い出します。 ただのアメリカンヒーローモノの娯楽映画かと思ってたけど全く違いました。

これだけリアリティがあると警察や市もストーリーの重要なポジションを担っていて見応えがありました。日本の戦隊モノ巨大異星人モノではヒーローが倒した後処理するだけの存在ですからねぇ。最近はクレヨンしんちゃんやその他の2Dアニメーションが大人向けや大人が観ても楽しめるように作られていますから、もう少し日本の実写ヒーロー物も頑張らないといけないかもしれませんね。

バッドマンという存在がフィクション的であるにも関わらず、それ以外の作り込みが優れているので、人の心理が丁寧に炙りだされています。 だから評価が高いんでしょうね。

ヒーロー映画はオワコンじゃないね!これはヒーロー映画を救うヒーロー映画。

ヒーロー映画の優れた古典として後世に残る作品でしょうね!断言できます!(ってかすでにそうなのかもw)

↑2015/2/2現在1763円なんだけど!なんで!?安すぎる!

おすすめ度:★★★★★(人生が狂うほどヤバい!なかなか5つはつけませんよ!)