ケントのブログ(ふわふわ)

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【イスラーム国の衝撃】やっぱり複雑で衝撃

ボリュームありすぎるのと、思ったより細かい所まで詳しくて僕の頭に入りきれない部分がありました。

ISIS(この本ではイスラーム国という表記)は、イスラームの法を解釈をうまく行い、これらの行いがイスラーム法的には正当性のあるものとしている。

矛盾の上の秩序

  • アラブの春で独裁で保たれていた秩序にほころび
  • イスラーム法上異教徒の奴隷化は認められているが、奴隷制の廃止という国際的規範をイスラム諸国も受け入れている。が、ISISはイスラーム法に則って奴隷化。
  • 人の法よりも先に神の法(イスラーム法)があるイスラム諸国としては矛盾しているが、矛盾をわかりつつも人の法、国際的風潮を受け入れている(た)のが状況だった。

おそらく他にもそういう例は沢山ある。 色んなところに矛盾があった。前がいいのかこれからがいいのかはわからないけど。

気持ち、わからんでもない

イスラム圏の現状の生活に不満を持つ人々は、 「そんなことしてっから欧米諸国に世界を仕切られてるんだよ!だから自分らに自由がないんだよ!」ってなって、 「そうならないように神の教えに厳密に実践しようぜ!」ってなってる。独裁体制もその矛先のひとつだったんでしょう。

イスラーム法的には、「カリフがイスラム世界を指導すべき」だった。ムスリムはみんな知ってたけど、いなかった。 いないのが当たり前のイスラーム世界にカリフを名乗る人物が現れびっくり。(もちろん認めない人もいる) 「しかもジハードやってて、イスラム法で予言されていた道筋っぽくなってるし!世界変わっちゃうんじゃない!?」 そんなん期待しちゃうよね。今の世の中に期待していない人たちなら特にさ。 異教徒が犯してくる場合は戦えっていうのも教えだから、戦士になっちゃうよ。

イスラーム法にも色々解釈があるみたいだけど、ISISはしっかり研究して、自らの行いの正当性を掲げたりしてる。見てる人らのその辺の心理を上手くついてるんだよねえ。

「もしかしてアラーが言ってた戦いがこれじゃない?」 って。

簡単に知ってる話だけでも複雑でした。
この本で知ると余計に複雑でした。

カリフなどについてはムスリムの中でも意見割れてるし、他の国々もいろんな思いあるし正解をみんなで模索してます(俺に言われんでも知ってますわな)。
住んでる人たちが一番幸せな形に落ち着くのが一番なんだけどね。 正しい善意で話が進むといいけど。

★★★☆☆(個人的には凄く良かった!けどみんな好きかはちょっとわかんない。)

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