ケントのブログ(ふわふわ)

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【七人ぐらいの兵士】平成の爆笑王=明石家さんま、昭和の爆笑王を演じる【観劇】

僕が小さいころからテレビに出ている人たち。 僕もまあいい年になってきたので(不謹慎ですが)、テレビで見れなくなってしまう瞬間はいつか訪れます。 と言ってしまうと重めな感じですが、テレビでずっと活躍している人たちの生のパフォーマンスを見てみたい、見ておきたいと最近特に強く思ってます。

今も昔からテレビに出てる人、テレビで一気に消耗されたけど舞台では人気な人などなど、テレビに出ていることは一つのステータスですが、必ずしも実力や人気を表わしているとも言いきれません。 特にそのジャンルで大物と呼ばれる人物の生ライブはみたいなあと。

んで、今回は明石家さんまさん

テレビに出ずっぱりで生の現場はそうそうありません。舞台があると情報をつかんで即効で申し込んでチケット確保!待って待って先日ついに!行ってまいりました!

渋谷Bunkamura シアターコクーンで上演される「七人ぐらいの兵士」。これの二日目(7/6)夜です。

どんな話?(先入観あるとだめな人は飛ばし読み推奨。ネタバレかもしれないし)

話は戦時中。疲弊した兵士は日本に帰りたいと考え始める。 他の隊に兵士をねぎらう慰問団が来たとき、慰問の合間の「兵隊さんの時間」に飛び込みで歌った兵士が「日本の宝」だと賞賛され日本に戻ったことがあるという噂を聞いた。 その噂を聞いた兵士たちは兵隊さんの時間のチャンスをものにしようと歌の練習をはじめた。 今度来る慰問団は漫才師だと聞いて、仲間の漫才師だった兵士(さんま&生瀬)に教えを請い奮闘する。

他称なのか自称なのか、浪速の爆笑王という異名を持つ兵士であるさんまさん。 彼らを師匠と呼び、兵士たちがお笑いを教授してもらおうとするシーンなどいくつものさんまさんタイムがある。すなわちさんまさんの独壇場タイムです!

脚本としてあらかじめ組み込まれた笑いもあるが、さんまさんと共演者によるスピードあるアドリブに文字通り"爆笑"の劇場。それは演劇なのかコントなのか、劇場なのに家みたいにみんなゲラゲラ笑らってしまってました!

シリアスな題材ではあるものの、3/4くらいは笑ってていいシーンで、1/3くらいの時間爆笑してたと思いますw 隣の人とか涙拭いてましたよ!笑いすぎてw

本当爆笑だった!すごいから!すごいから!笑いすぎて泣いてる人とかいたからね? 劇中に「笑いすぎて何人か死んだ」ってフレーズがあったけど、さんまさんたぶん本当に何人か笑い殺してるね。そんな感じがするくらい笑ってました!

結末について(ここは確実にネタバレ)

最後のおのおのの判断による突撃はなんだったんだろうか。 後ろ姿はかっこよかったし美談でいいが話の流れとしてはしっくりこなかった。あんなに帰りたがってたのに?戦場で笑えてるから死ねるの?さんまさんだって帰りたがってたじゃないか。

役とさんまさんのパーソナルは別だとは思うけど、さんまさんパーソナルを存分に役なので、さんまさんの言うことを引いて言いたい。 「生きてりゃまるもうけ(いまるさんの名前の由来)」じゃないの? かっこうわるくても逃げてほしかったなあ。最初から突撃の直前までずっと帰ることを考えてたじゃない。当時としては逃げるのは卑怯だからそれしかなかったのかもしれないけどさ、、、。

その他箇条書き

  • 元々2時間半の上映時間で初日を迎えていたらしい。僕が観た2日目の夜には3時間と書いてあってぴったり3時間で終了していました。増えた30分はどうやら演者のサービスなアドリブによるもの-(というか犯人はさんまさん)-のようです。1時間のバラエティ番組は2時間収録すると言っているだけありますよね。さんまさん目当てだったので犯人はさんまさん!とは言わず、沢山楽しめてありがたいということで僕も共犯者みたいなもんです。さんまさんを3時間も堪能できて幸せでした。

  • さんまさんのパーソナルな離婚の話題や元奥さんのモノマネが温水さんから飛び込んできたり、看護婦の格好したさんまさんはしっかりブラジャーしてて、生着替えしたり色んなところでサービス精神旺盛さに感無量。笑いに対して貪欲な感じ、見習いたいです!(どこで?)

  • さんまさん。7/1に誕生日を迎えて60歳になったばかり!還暦です!(おめでとうございます!)上半身だけの生着替えだったけど中年太りみたいなのはなく、おなかスッキリで成年と言っていいくらいのスッキリしっかりな体つきでびっくり!ありゃあ女性にモテるわ!鍛えてるのかな(中年太り…還暦太り?)

  • カーテンコールはちょろっとさんまさんと演者さんとで雑談。内田有紀さんとかも笑いをぶっこんできて楽しかった稽古もきっと楽しかったんでしょうね!さんまさんお誕生日おめでとうなことも発生した。

  • 話し方がさんまさんのまんま、さんまのまんま(言いなおしました)なので、さんまさんとして観ることもできるので、テレビで見てるさんまさんを生で観たい!って願望が十分にかなえられました

  • 芸人やタレントがさんまさんをお笑い怪獣と畏怖しつつリスペクトしている理由が存分に体験できました。畏怖しててリスペクトって神かよ

  • 舞台にマジモンの水で雨がずーっとサーっと降ってたのはびっくりした。そんなこともできちゃうんだね!?すげーってひたすら関心。

まとめ1

あえてさんまさんを好きなお笑い芸人にあげる人はいないよね。

みんな若手とか中堅をあげがち・・・生で体感した今、僕はさんまさんを推すことにします。 そういう意味ではオール阪神巨人さん。この方たちもやばい。この辺本当モンスター級!レベルが違う!フルパラメータだから!

まだ見たことのないレジェンドお笑い芸人はいますが、さんまさん阪神巨人さんをら凄いから!こちらの好き嫌い関係なしに笑わせてくるからね!?しかも確実に爆笑!!おおげさじゃないのよ~これが。 ベテラン、実力があるってすごいんだなって思った。何でも笑いに出来るよこの人たち。まじで次元が本当に違うんだって! 観たことない人はチャンスは少ないかもしれないけど、いつか絶対見てほしい

そういうレジェンド芸人って他にいるかな~誰がいるかな~もっと見たいなあ~。

まとめ2

題材はシリアスですがお笑いライブを見るつもりでいってもいいと思います。 ああ、もう一回見たい!立ち見でもいいので!安い当日券狙いたいなあ。 DVD・・・・出ないかなあ~。