ケントのブログ(ふわふわ)

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おとなの教養 私たちはどこから来て、どこへ行くのか?

池上さんが考える現代の教養7科目について、入門くらいとその必要性について書かれた本。 概ね同じような意見なので、ごくごく飲み干すように読むことができました。


■目次
序 章 私たちはどこから来て、どこへ行くのか?――現代の教養七科目
第一章 宗教――唯一絶対の神はどこから生まれたのか?
第二章 宇宙――ヒッグス粒子が解き明かす私たちの起源
第三章 人類の旅路――私たちは突然変異から生まれた
第四章 人間と病気――世界を震撼させたウイルスの正体
第五章 経済学――歴史を変えた四つの理論とは?
第六章 歴史――過去はたえず書き換えられる
第七章 日本と日本人――いつ、どのようにして生まれたのか?


読んでて浮かんだ疑問がいくつかあったので、調べたことを書いて終わりにしたいと思います。

インディアンってインド亜大陸と勘違いして呼ばれたのがルーツ。じゃあインド人って英語でなんて呼ばれてるんだろう

カナダではFirst Nations,Native Canadian,First People、USではNavive American(American Indianとかもあるけど差別的)。Native Americanで覚えておけば良さそう。北米にいる人らに対してはインディアンって言わないってことですね。

抗生物質は細菌の細胞壁を破壊する。ウィルスに対してはタミフルが出てきた。どう攻撃しているのだろう。

ウィルスが感染を拡大するときに必要な酵素の獲得を阻害することで増殖を抑制する。増加を抑制するだけですでにいるウィルスへの攻撃はできない。

タンパク質とウィルス核酸(DNAかRNA)だけでできているウィルスは意志はないのにどうやって細胞にとりつくことができるのだろう。

ウィルスと細胞表面にある分子の相性があう場合にウィルスが細胞表面に吸着する
→細胞自身が取り込むか細胞膜とウィルスが融合するか、ウィルス自身がウィルス核酸を注入するかで細胞内部へ
→タンパク質が分解されてウィルス核酸が細胞内に溶け出る(脱核)。ウィルスとして存在していない状態
→ウィルス核酸が細胞自身のの核酸と誤って複製され、タンパク質はいつものように細胞用に生産される。
→複製されたウィルス核酸とタンパク質が集合し、ウィルスとして再度放出される。
ウィルスのタイプによっては石鹸でタンパク質を破壊することができるので石鹸による手洗いは十分有効らしい。

ノロウィルスとインフルエンザウィルスって何が違うのか(症状でなしに)

ノロウィルスは胃腸にある細胞に吸着して、インフルエンザは全身の細胞に吸着する。前述したが、細胞表面の分子との相性でウィルスが吸着するかしないかが決まるということがここにつながってる。別物のウィルスだから吸着する対象の細胞が別物。吸着できる細胞がある所で悪さをするということなのね。だから発症する場所が違うのかなるほど