ケントのブログ(ふわふわ)

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百億の昼と千億の夜-小説版

現代世界で代表的な宗教や宇宙を入り乱れた、時空を越えたSF小説

百億の昼と千億の夜 (ハヤカワ文庫JA)

百億の昼と千億の夜 (ハヤカワ文庫JA)

キリストやブッダが相対するという話を聞いて興味を持って手にしました。 ブッダやキリスト、プラトン視点の章がある、ライブ・ア・ライブ形式の本です。ドラクエ4と言ったほうがわかりやすいか。

読んでみたら別の世界やら、宇宙空間やら未来やらしれっと移動していて驚き。スケールがデカいデカい! 重たいのでSF特有の読み取ってもあまり意味のないディテールの説明の部分は飛ばしながら読みました。

56億7千万年後に世を救う弥勒菩薩。これは仏像好きだったら割りとポピュラーな知識。だけど小説で書かれているように世界の破滅がその時あるんだったか?それは小説用の創作かもしれません。

「56億7千万年後の世界の破滅の危機に弥勒菩薩が現れてこの世を救う」ということに疑問を抱く阿修羅王。最終的にはリアル世界の仏教の教えもキリスト教の教えもひっくり返るような結末が待ち構えていました。作者さんの想像力すごいわ。特にキリスト教徒の方に物議を醸す内容かと思います。大丈夫なんかな。

今、読んでから時間が空いてから書いてしまってます。もっと色々思っていたはずが、感想がどんどん抜けていくので早く書かないとだめですね。 読み返したいですが重たいので、評価の高い漫画版を読みたいと思っています。

百億の昼と千億の夜 (秋田文庫)

百億の昼と千億の夜 (秋田文庫)

そうそう、おりなりえのカタカナしゃべりが読みづらかった…。