ケントのブログ(ふわふわ)

技術メモ、アイドル、演劇、美術など分からないなりに

映画「幕が上がる」の評判がいいみたいなんだけど心配事

映画「幕が上がる」は同名の原作を映画化した、今月ももクロが出演し全国で上映される映画です。

アイドル映画不毛の時代というのがこれまでだったようで、 監督業引退を考えてた踊る大捜査線のヒットで知られる本広監督は大変なことだとわかった上で、引退の考えを撤回し今回の映画に挑んだそうな。

試写を終えた各関係者の話ではだいぶ好評のようで、映画関係の賞も少なくない量取れちゃうんじゃないかと興奮気味。

だけどここでちょっと水を差すような心配事があるんです。

心配事・・・

大ヒットを狙っているのは制作陣もモノノフことももクロのファンも同じこと。、どんな出来だろうと2度以上見に行くよと息巻いているファンも少なくないでしょう。
ここまではどんな映画でもあるように「熱心なファンがいるたんだね」ってことでいいと思います。

グッヅ付きの前売り鑑賞券が売られているのも、子供向け映画とかでありがちなので問題なし。

ただ全国舞台挨拶が発表されてちょっと心配になりました。
全国各地の127の映画館にメンバーが舞台あいさつに訪れるキャンペーンです。もちろん映画をみた人のみ。

映画公開のあとの5月。六本木ブルーシアターでメンバーは実際に舞台に挑戦することも決まっています。 その「舞台チケットを一般販売よりも先にに購入できる権利」を抽選で獲得できる前売り券もその前から販売されていました。

メンバーの演技を生で見れる席数に限りがある舞台のチケットはプラチナチケット化は確実です(まだ販売はされてません)。その戦に巻き込まれる前にチャンスがあるなら藁をもつかみたいのがファン心情

その先行購入権への応募が済んだあとに舞台挨拶の発表。 しかもチケット会社のシステムを使った先行販売ではどれも軒並み高倍率で落選者多数。(どんなけ見るんや!何度見るんやモノノフよ!)

何度でも見たい映画なのかはっきりしていない状態で、必要以上にチケットを買っている状況なんじゃないか。仕方ないと思います。見たいよりも会いたいでチケットが売れています。←正直な話。それってどこかで聞くAKB商法。。。 ちなみにももクロはだいぶ前から握手会は実施しておらずAKB商法的なのはしていないという認識です。(なので「CDセールスが振るわない」というのがファンのコンプレックのひとつだったり。。)

映画がよくて「興行収入XXX円突破!」と喧伝されるでしょう。 もし本当に映画がよかったとしても、物事を斜めから見る人たちからは、 AKB商法的なのを映画に持ち込んだマーケティング手法の勝ちと言われかねないんじゃないかと心配なんです。

映画が優れていても、外からの賛否がある映画興行手法が猛威をふるっていたとなれば、本当に優れていたとしても映画自体の評価が埋もれてしまうんじゃないかと思うんです。

杞憂だといいんだけど・・・

ちなみに僕は原作を読んであるんですが、原作からしてすごくいいです。。彼女らにぴったりすぎる原作です(本人らを思って書いたと思うくらい)。原作者の平田オリザさんが映像になったのを見て絶賛(ある程度はPRもあるかもしれませんが)していたので、原作者もうならせるほどのいい出来なんだと思います。

せっかく出来がよくたって、熱心なファンだけが行く映画になりさがり、噂を聞いて興味を持つはずだったファン以外の人を遠ざけてしまうんじゃないかと心配しています。(「ももクロいいね」って言ってもらえたかもしれない人たち!!)

もう戻れないんですけどね。
今後ネットユーザー、ネットメディアの順に
AKB商法を映画に持ち込んだ「ももクロ商法」という言葉で非難されているかもしれません。そうならないことを願ってます。アンチからの小さいのは絶対あるでしょうが。

そんな小さいこと気にしてたら何もできないぞと言われるのかもしれませんがね…杞憂だといいです

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